野球の試合時間短縮のため…7回制度、タイブレーク制も検討

[ 2014年12月9日 05:30 ]

 【野球&ソフト 五輪実施競技復帰なら】

 Q なぜ野球とソフトボールは実施競技から除外されたの?

 A ともに世界的な普及度の低さが大きな要因でした。野球は、メジャーリーガーの不参加、大リーグの薬物問題によるイメージ悪化、独自の大会であるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催などもIOCの反感を買いました。ソフトボールはテレビ視聴率、インターネットなどでの関心度などさまざまなファクターで他の競技より見劣る上に、インフラの整備にも莫大(ばくだい)な費用がかかるのもネックとなった。

 Q 野球界の働きかけは?

 A 国際野球連盟(IBAF)と国際ソフトボール連盟(ISF)は、単独での復帰は困難と判断。IOCの勧告にも従い、13年4月に両競技団体を統合した世界野球ソフトボール連盟(WBSC)を設立しました。

 Q ルールも変更するの?

 A テレビ放送に合わせた試合時間短縮のため、野球は9回ではなくソフトボールと同じ「7回制」にする案が浮上しています。また、これも試合時間短縮のため、タイブレーク制の導入も検討しています。

 Q 東京五輪で実施する場合の会場は?

 A 7、8月と雨が多い時期とあって、東京ドームでの開催が検討されています。野球とソフトボールは同一球場を使用。会場規模の縮小を提案するなどの抜本的な改革をIOCにアピールしています。

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2014年12月9日のニュース