太田 銅に「何やってんだ」 韓国選手に準決勝で苦杯 

[ 2014年9月23日 05:30 ]

男子フルーレ個人準決勝で敗れた太田

仁川アジア大会第4日

(9月22日)
 フェンシング男子フルーレ個人で、五輪2大会連続銀メダリストの太田雄貴(28=森永製菓)は準決勝で韓国選手に敗れ、銅メダルに終わった。14―14からこん身の突きで勝利を確信したが得点は認められず。「反省点だらけ。何やってんだろう。競技者としては半人前」と唇をかみしめた。

 12年ロンドン五輪後、競技から離れ、昨年は東京五輪・パラリンピックの招致活動に尽力。9月の開催地決定の瞬間は泣き叫んだ。あれから1年。久々の国際総合大会で味わった悔しさが、未来への糧になる。「やんちゃな自分に戻らないと。これで火が付いてくれれば」。目指すのは16年リオデジャネイロ五輪での頂点だ。「フェンシングは自分の居場所。招致より感動、興奮できるのはリオの金メダルだと思う」。エースは2年後を見据え歩を進めていく。

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2014年9月23日のニュース