女子プロゴルフ黄金期再来!来季ツアー過去最多タイ39試合に

[ 2014年9月23日 09:05 ]

岡本綾子らが活躍した90年代初頭以来の黄金期が再来

 来季の女子ゴルフツアーが2試合増え、年間で過去最多タイの39試合となることが22日、決定的となった。今季の空き週となっている7月と8月に複数のスポンサーが立候補している。正式に決まれば3月から11月まで39週連続で大会が開催される。一方、男子の国内での試合数は1増1減が決定。ただし、ワンアジアやアジアンツアーとの共催による最大4カ国での開催を調整している。

 衰え知らずの女子ゴルフツアーが、いよいよ“待ったなし”となる。今季は1試合増で37試合開催となったが、来季はさらに2試合増となることが決定的な状況だ。関係者によると撤退する大会はないもようで、その場合、開幕戦から最終戦まで休みなしの39週連続開催となる。

 今季は空き週となった7月の第2週と8月の第1週に冠スポンサーとして立候補しているのは、それぞれ2社の計4社。ゴルフ場や建設会社などで、今月末にも絞り込まれて最終調整に入る。39試合が実現すれば、米ツアーでも活躍していた岡本綾子=写真=や小林浩美らが腕を競い合った1989年から92年に並び、年間最多タイとなる。3月上旬の沖縄での開幕戦から11月下旬の宮崎での最終戦まで、気候などを考慮してもこれ以上増やすことは現状では不可能。「39」という数字は女子プロ黄金期とも言える80~90年代と並び、金字塔として残ることになる。

 一時は30試合にまで落ち込んだ時代もあった女子ツアーだが03年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでの宮里藍のアマチュア優勝を契機に人気が戻った。V字回復を果たして以降も次々と新星が現れ、また、プロアマ戦での対応などスポンサーを大事にする姿勢も評価されている。今回、複数のスポンサーが名乗りを上げたように女子ゴルフ人気は当面、続きそうだ。

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2014年9月23日のニュース