錦織、会見で敗因分析…初の重圧「試合に入り込めなかった」

[ 2014年9月9日 09:59 ]

敗戦後、会見した錦織圭(AP)

テニス全米オープン最終日

(9月8日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 チリッチにストレートで敗れ、日本選手の4大大会シングルス初優勝を逃した錦織。試合後の会見では「ここまで硬くなったのは久しぶり。試合に入り込めなかった」などと、冷静に敗因を自己分析した。

 過去の対戦成績は5勝2敗。チリッチに対して自信を持っていたのが、逆にあだとなった。「勝てるというのが少し見えたのがよくなかった。勝たなきゃいけないというプレッシャーがあった」と錦織。「(試合中)ずっと迷走している感じだった。全く先が見えなかった。正直、フェデラーの方がやりやすかったかもしれない」と、最後までペースがつかめないまま終わったことを悔やんだ。

 体調面でも万全ではなく「決勝まで胸が苦しく、寝付けなかった。これが当然、としていかないといけない」と、初の決勝進出の重圧がいかに大変なものかを身を持って知ったようだった。

 それでも挑戦はは続く。「簡単には言えないが、また決勝へ戻って来たい。優勝を目指してやっていきたい」と力強く話した。

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