錦織の準優勝を称える声相次ぐ「ナンバー1になるための第一歩」

[ 2014年9月9日 08:31 ]

汗をぬぐう錦織(AP)
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 全米オープンテニス男子シングルス決勝でマリン・チリッチ(25=クロアチア)に敗れ、準優勝に終わった錦織圭(24=日清食品)に関係者からは、決勝まで進出した健闘をたたえる声が相次いだ。

 島根県松江市に住んでいた錦織に小学生のころから中学まで指導にあたった「グリーンテニススクール」の柏井正樹コーチ(54)は「ナンバー1になるための第一歩」と4大大会の決勝を経験した教え子のさらなるステップを期待した。錦織に勝ったチリッジには「きょうはチリッチの日。神様の気持ちを引きつけるプレーをした」と称えた。

 ジュニア時代から錦織を知る女子の元トップ選手、杉山愛さん(39)は「きょうは硬かった」と錦織がいつものテニスができなかったことを指摘。「(錦織は)攻撃的だが、よりチリッチの方が攻撃的だった」とし、「相手にのびのびとプレーさせてしまった」と、ペースをつかめないまま終わったことを悔しがった。

 それでも「手術をした後で、大会に出られるかどうかも分からないというのに、決勝まで行った。夢を見させてくれたことに感謝したい」と、トッププレーヤーを次々となぎ倒してのファイナル進出を称賛した。

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