クボタ 東芝に逆転勝ち、日本代表司令塔・立川理MOM

[ 2014年9月7日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第1ステージ第3節最終日 クボタ23―18東芝

(9月6日 秩父宮)
 7試合が行われ、A組ではクボタが東芝を23―18で破り、開幕3戦目で今季初勝利を挙げた。日本代表SO/CTBの立川理道(24)が、今季初めて12番(CTB)で先発し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍でチームを勝利へ導いた。また、ヤマハ発動機はパナソニックに9―14で敗戦も、同組首位をキープ。B組では神戸製鋼がコカ・コーラに31―0で完勝し、開幕3連勝とした。

 リーグが創設された03~04年シーズン以来11季ぶりの東芝戦勝利。当時リザーブとして勝利を見届けていたクボタの石倉俊二監督は「率直に凄くうれしい。ゲームプランがうまくいった」と笑った。開幕2連敗で勝ち点も0。指揮官は流れを変えるため立川理をSOからCTBに配置転換した。SOにキックに定評のある森脇を入れ、新加入のトエアバを12番から13番に移した。この配置換えがはまったのが2点を追う後半13分。相手陣で森脇が蹴ったハイパントキックを立川理が競り合ってルーズボールに。トエアバが拾い、逆転トライを奪った。前半29分のトライの前にも約50メートルのランでアシストした立川理は「あまり練習をしていた形ではないが、うまくいった」とニッコリ。A組最下位は変わらないが「まだこれから。次につなげたい」と訴えた。

 ≪悔しいミス連発、11季ぶり敗戦≫東芝は昨季2点差で辛勝したクボタに、11季ぶりの敗戦。11年前は主将としてプレーしていた冨岡鉄平ヘッドコーチは「落としたくなかったが、こういう試合もいつかあると思っていた」と振り返った。前半20分までに2トライを奪うも、後半に逆転を許すと焦りから得意のセットプレーでもミスを連発した。SO広瀬は「エリアマネジメントがうまくいかなかった」と反省。A組は全勝チームがなくなり、混戦の様相を呈してきた。

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2014年9月7日のニュース