錦織 歴史的快挙に歓喜「何が起こっているかわからない」

[ 2014年9月7日 04:33 ]

決勝進出を決め両手を挙げて喜ぶ錦織(AP)

全米オープンテニス第13日男子シングルス準決勝 錦織圭3―1ノバク・ジョコビッチ

(9月6日 ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 ジョコビッチのリターンがアウトになり勝利が決定すると、錦織は両手で大きくガッツポーズ。日本の歴史を塗り替え「何が起こっているかわからない」と興奮を口にした。

 2戦連続4時間超の激闘を制し臨んだ準決勝も「湿気がありボールが重い」コンディションだったが、世界ランク1位で4大大会7度優勝のジョコビッチを相手に最後まで集中力を切らさなかった。

 第1セットを6―4で先取したものの、第2セットは1―6と一方的な内容で落としセットカウント1―1に。「嫌な流れ。彼の本当の強さを感じ始めていた」が、「もう少し思いきり中に入って打とうと思い、後半は中に入って振り切ることができたので、最高のプレーでした」と第3セットからの巻き返しを自賛した。

 4大大会の決勝進出は日本選手史上初。「日本でも大きなニュースになっているといいですね。(日本は)午前4時頃だけど、たくさんの人が見ているとうれしい」と笑顔を浮かべた。

 8日(日本時間9日)の決勝ではマリン・チリッチ(25=クロアチア)と対戦。「疲れも残っているのでしっかり回復して、決勝へ向け体を切り替えて、優勝目指して頑張りたいです」と意気込んだ。

 ▼マイケル・チャン・コーチの話 本当にうれしい。(錦織は)粘っていたし、本当にタフだった。(決勝へは)1日休みがあるので、リラックスする1日にしてできるだけ回復に努めたい。

 ▼ノバク・ジョコビッチの話 失望している。自分のストロークができなかった。(錦織は)素晴らしいプレーだった。おめでとうと言いたい。

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