5番でつまずき 敏京悔しい40位 大舞台でもろさ

[ 2014年8月18日 05:30 ]

第3ラウンド、1番でバーディーパットを決め、ギャラリーの拍手に応える野村敏京

USLPGAツアー全米女子プロ選手権第3日

(8月16日 米ニューヨーク州ピッツフォード モンローGC=6717ヤード、パー72)
 第3ラウンドが行われ、日本勢はそろって伸ばせずに終わった。野村敏京(21=フリー)は4バーディー、4ボギーの72で通算1オーバーの40位、73の有村智恵(26=日本ヒューレット・パッカード)は3オーバーの54位、74の上原彩子(30=モスフードサービス)は4オーバーの59位だった。71で回ったブリタニー・リンシカム(28=米国)が10アンダーで首位を守った。

 トップ10入りが目標の野村は、ミスの後の切り替えがうまくいかなかった。1番で4メートルのバーディーパットを沈め、3番パー5は豪快に2オン。バーディーを奪い「楽に4、5アンダーが出そうだった」と出だしは快調だった。ところが5番でつまずいた。グリーン左の斜面が難しいため、右に曲がるフェードで狙った第2打が真っすぐ飛んで避けたい場所へ落ちてボギー。「あれで気分も、ゴルフも下向きになった。ターニングポイントだった」と悔やんだ。

 今季17戦で予選落ちが1度しかなく、賞金ランキングは31位と日本勢トップ。しかし、優勝争いや大舞台となるともろさが顔をのぞかせる。それでも最後は「ショットが悪くてボギーを打ったわけではないし、パットは入る日もあれば入らない日もある。あすはちゃんとできるようにしたい」と力を込めた。

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2014年8月18日のニュース