白井個人総合初タイトル 内村と同じ!高校最後の大会で決めた

[ 2014年8月18日 05:30 ]

善意本ジュニア体操選手権で、男子1部個人総合で同点優勝のため、表彰台の頂点に同時に上がって笑顔の白井健三(中央)と萱和麿(左)

 体操の全日本ジュニア選手権は横浜文化体育館で最終日が行われ、男子1部個人総合で前日に演技を終えていた白井健三(鶴見ジュニアク)は、合計87・700点で萱和磨(習志野高校ク)と並んで同点優勝を飾った。

 今月初旬の全国高校総体では個人総合2位だった白井だが、全国レベルの大会での総合Vは初で、種目別の床では3連覇も達成。「結果についてはうれしい。6種目全てで6位以内に入ったことは自信になる」とタイトルを喜んだ。日本のエース内村航平(コナミ)も高校3年の全国高校総体で個人総合2位だったが、直後の全日本ジュニアで優勝。尊敬する先輩と同じ道を歩んでいることに「航平さんのことは知っていました。これから追いつけるようにもっと頑張ります」と笑顔。床と跳馬のスペシャリストが万能キングの軌跡を追う。

 ≪萱と同点優勝≫白井と優勝を分け合った萱は、最終種目のあん馬を前に「(白井との)点差は全然知らなかった」状況で15・050点をマークし、合計得点で並んだ。昨年9月の国際ジュニア大会、今年3月の全国高校選抜で個人総合優勝している実力者で「もっと練習していい演技をしたい」と意欲。白井についても「ライバル関係を続けてお互いに高め合いたい」と話した。

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2014年8月18日のニュース