藍 10度目の挑戦 難コースも「イメージを出しやすい」

[ 2014年6月18日 16:23 ]

練習ラウンドで調整する宮里藍

 女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子オープン選手権は19日(日本時間同日夜)にノースカロライナ州のパインハースト・リゾート(パー70)で開幕する。12人が出る日本勢で、第一人者の宮里藍は10年連続10度目の挑戦。17日はコースで調整し「ちょっとは英語を話せるようになったかな。いい経験を積み、どんなコースにも対応できるようになった」と冗談交じりに話した。

 今季米ツアーでは24位が最高と振るわないが、前向きだ。地面が硬いフェアウエーや、グリーン周りからパターでの寄せが必要な点は英国の海沿いのコースに似ている。「リンクスが好きなので、イメージを出しやすい。ティーショットのランが出て(よく転がって)2打目の距離が短くなり、ありがたい」と、飛距離不足を補える状況を歓迎する。

 19日に29歳になる。これまで10位以内が3度。豊富な経験から「グリーン周りでいかに迷わずにクラブを決断できるかが鍵。イーブンパーで回れれば、だいぶいい」と冷静に分析した。

 長兄の聖志が出場した全米オープンに続く、史上初の同一会場での男女連続開催。「いつもと違う雰囲気で来たけど、練習ラウンドが始まってみたら、いかに攻略するかで頭がいっぱい」と難コース攻略に集中する。(共同)

続きを表示

2014年6月18日のニュース