白鵬 終始無言 29度目賜杯に王手もピリピリムード

[ 2014年5月25日 05:30 ]

支度部屋ですれ違う稀勢の里(左)と白鵬は目を合わさず…

大相撲夏場所14日目

(5月24日 両国国技館)
 白鵬が2場所ぶり29度目の優勝に王手をかけた。新横綱の鶴竜に対し左張り手から右四つに組むと、右からかいなを返しながら前に出て寄り切り。万全の横綱相撲で1敗を守った。

 2連敗していた相手に快勝し、優勝へラストスパートに入った緊張感なのか、東支度部屋では報道陣の問いかけに終始無言でピリピリムード。この日は朝稽古も珍しく休み、体力温存に努めた。優勝の可能性は自身と2敗の稀勢の里だけ。北の湖理事長(元横綱)は白鵬の優勝について「80%。(日馬富士に)不利な体勢になっても白鵬の方が動きがいい」と、本割で白鵬が勝利しての優勝を予想した。

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2014年5月25日のニュース