OCA、代替都市の選考へ ハノイのアジア大会辞退で

[ 2014年4月18日 08:47 ]

 アジア・オリンピック評議会(OCA)のフセイン事務局長は17日、ベトナム政府が首都ハノイで開催予定だった2019年の第18回アジア大会の開催辞退を表明した異例の事態について共同通信の取材に「以前から把握していた。現在の状況を考えると、最善の選択をしたと思う」と述べ、代替都市の選考を含めて対応に乗り出す姿勢を示した。

 アジア大会は日本や中国も参加する「五輪のアジア版」といえるスポーツの祭典。2年前のOCA総会でハノイはスラバヤ(インドネシア)に投票で勝って当選し、経済的発展を背景に政府の財政保証も取り付けたとしていた。辞退の背景は巨額の開催費が負担できないとの判断が主な理由とされ、OCAのシン専務理事はロイター通信に「いまはベトナム・オリンピック委員会から辞退の公式見解を待っている段階だ」と話した。

 アジア大会は14年仁川(韓国)大会の後、開催年が五輪の中間年から五輪1年前に移行する。近年は競技種目の肥大化で開催費が膨らみ、懸念の声が相次いでいた。(共同)

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