稀勢の里、移転先で初稽古 「歴史感じる」と落ち着いた表情

[ 2013年12月27日 12:14 ]

移転先で初稽古する大関稀勢の里

 大相撲で師匠の年寄名跡変更により鳴戸部屋から名称が変わった田子ノ浦部屋が27日、移転先となった東京都墨田区の旧三保ケ関部屋で初めて稽古した。初場所(来年1月12日初日・両国国技館)で綱とりに挑む大関稀勢の里は精力的に汗を流し、突然の環境の変化にも「(心境は)変わらない。いい稽古場ですし」と落ち着いて話した。

 稀勢の里はすり足で砂の感覚をなじませ、幕内高安と26番取って21勝。寄りの速さが光った。横綱北の湖(日本相撲協会理事長)ら名力士が鍛錬を積んだ土俵に「歴史を感じますね」と語った。

 田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「早く、いつも通り集中できる環境をつくりたい」と口元を引き締めた。別の場所に部屋建設が予定されており、旧三保ケ関部屋を半年間借りる予定。

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2013年12月27日のニュース