2021年ワールドマスターズゲームズ、関西開催で基本合意へ

[ 2013年11月8日 12:07 ]

 東京五輪の翌年の2021年に開かれる生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ」が、アジアで初めて関西地域で開催されることが8日、確実となった。関西広域連合などでつくる準備委員会が、大会の主催団体と基本合意できる見通しになったと発表した。

 10日に西本願寺(京都市)で調印式を行い、関西広域連合長の井戸敏三兵庫県知事、山田啓二京都府知事らが記者会見する予定。五輪に続き国際スポーツ大会を日本で開き、外国人を呼び込んで経済活性化につなげる。

 主催団体の視察団5人が、7日から神戸市のユニバー記念競技場などを訪れ、開催に適しているかどうか調査していた。

 大会は10日間程度。国内外から約5万人の参加を見込み、経済波及効果は140億円と試算している。

 広域連合を構成する各自治体で開催を計画。京都市の西京極総合運動公園、鳥取県湯梨浜町のハワイ夢広場などが会場となる見通しだ。堺市を除き、大阪府と大阪市は費用に見合う効果が見込めないなどとして負担に応じていないため、現時点では開催地に含まれていない。

 マスターズゲームズは市民参加型のイベントで、原則30歳以上なら誰でも参加できる。世代や男女別で陸上、サッカーなどの競技を実施。ことし8月にはイタリア・トリノで開かれた。

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2013年11月8日のニュース