PGA代議員全員が総辞職 出直し選挙へ 暴力団問題で

[ 2013年11月6日 06:00 ]

 日本プロゴルフ協会(PGA)は5日、都内で臨時理事会を開き、前田新作元副会長(61)らが在職中、複数回にわたってゴルフをするなど暴力団幹部と交際があった問題の責任を取り、森静雄会長(60)ら執行部を含む代議員全員が総辞職し、出直しの選挙を行う方針を固めた。

 手続きとして、全国の代議員約90人の辞表を取りまとめる必要があるが、年末までに終える見込み。来年1月に代議員選挙が実施され、選出された理事の中から新会長が決まる。森会長は「再発防止策は、信頼を受けた者がやらなくてはならない」と説明した。

 先月28日の定例の理事会後の会見で森会長は辞任を否定し、代議員総辞職による再選挙実施は作業が困難であり、代わりに全会員による信任投票を行うと発表していた。PGA関係者はこの日「説明不足だった。当初から出直し選挙の可能性もあった」と釈明した。だが、一部の理事からは総辞職して出直すべきとの意見が出ており、スポンサー、ファンの信頼を回復するためにも総辞職は不可避と判断し、方針転換したものとみられる。

続きを表示

2013年11月6日のニュース