大山 思い出の大会に期待「2回勝っているし、相性はいい」

[ 2013年10月22日 06:00 ]

大山志保はアプローチショットの練習をする

 24日に兵庫・マスターズGCで開幕する女子ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(スポーツニッポン新聞社主催)に出場する大山志保(36=大和ハウス工業)が相性のいい大会での活躍を誓った。21日は練習ラウンドで調整。左股関節痛の影響でスイングは修正中ながら、新設された18番グリーンのスタンドを沸かす決意だ。

 インを回り終えた大山は、開口一番、昨年までとの雰囲気の違いを口にした。「全然、感じが違います。圧迫感もありますね。お客さんが入ったら、盛り上がるでしょうね」。今年は18番グリーンの周囲に初めて特設スタンドを設置。825人が座って観戦できる。08、11年の大会覇者は最終日、最終ホールの興奮を頭の中に描いていた。

 今季は左股関節痛で夏場に6試合、戦列から離れた。故障の影響でスイングを崩し、「パーオン率がひどい。こんなに外したことはこれまでない」とショットは手探りの状況だ。今季のパーオン率は68・3532で21位。過去3度も年間1位になっているショットメーカーには、満足できる数字ではない。

 だが、思い出の大会が底力を引き出す可能性もある。11年大会は、09年の左肘手術後、初めての優勝だった。「2回勝っているし、相性はいい。きっかけをつかめればいい」。これまでも、故障という試練に何度も向き合ってきた通算12勝の元賞金王。今大会を再浮上の足がかりとする。

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2013年10月22日のニュース