町田 異例のエキシビション 全部自分でやった

[ 2013年10月22日 06:00 ]

エキシビションで演技する町田樹

 フィギュアスケート・スケートアメリカの男子を制した町田樹(たつき、23=関大)が20日、エキシビションに出演した。現役選手では異例の振り付け、衣装、楽曲の編曲まで手がけたプログラム「白夜行」を国際舞台で初披露。振付師としての将来も思い描く23歳は「振付師として世界デビューというより、叩かれにいくようなもんですよ」と苦笑しながらも、好演技で拍手を誘った。

 今大会はSP、フリー、合計の全てで自己ベストを更新し、合計265・38点は世界歴代5位のハイスコア。それでも「この結果はたまたまだと思う。僕も疑心暗鬼」。11月のロシア杯、12月のファイナル、全日本選手権を見据え「コンスタントに250点以上出せる選手になったら、一皮むける」と気合を入れた。

 バンクーバー五輪シーズンに全日本4位。代表補欠の1番手になって、初めて五輪を明確に意識した。「五輪は夢の舞台であり、僕のゴール。年齢的なことを考えると長く現役を続けられない。今回がラストチャンス。スケート人生、命を懸けてやる。燃え尽きるまでやって、裏方に回りたい」。ニューヒーローがし烈な代表争いに挑む。

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2013年10月22日のニュース