13日目全てV決定 1949年以来初の珍事 

[ 2013年7月19日 20:18 ]

優勝を決め、支度部屋で今場所限りで引退する兄弟子に花束を渡す白鵬

 大相撲名古屋場所13日目の19日、横綱白鵬が制した幕内から、一番下の序ノ口までの全てで優勝が決まった。

 日本相撲協会広報部によると、千秋楽まで2日を残して13日目に6人の優勝者が決定するのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で初の珍事。

 幕下、三段目、序二段、序ノ口は、12日目までの全勝力士同士を13日目に対戦させる。協会広報部によると、幕下以下の四つの段で、そろって13日目に優勝が決まるのは過去に15例あった。今場所は白鵬が勝ちっ放しで十両は遠藤が12勝1敗と、後続を引き離した。

 取組を編成する審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は幕内について「興行的には、(競り合う力士が)1人2人いてくれた方が良い。でも日馬富士があれだしね」と、弟子である横綱の不調を要因の一つに挙げた。

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2013年7月19日のニュース