男子100桐生にシルバー指定通達 陸連関係者が洛南高訪問

[ 2013年5月8日 21:47 ]

 日本陸連の伊東浩司男子短距離部長ら関係者4人が8日、男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀が所属する京都・洛南高に岩崎順一副校長らを訪ね、日本陸連の強化競技者最高ランク「ゴールド」の次の「シルバー」に指定されたことを伝えた。

 その上で強化費として与えられる375万円の使途計画を提出するよう求めた。伊東部長は「シルバーになるといろいろできる。ただ注目もされるので、今後は言動や行動もしっかりしないといけないことを説明した」と述べた。

 同部長は、国際大会出場を念頭にドーピング検査についても「念入りに細かく説明した」。さらに桐生が8月の世界選手権(モスクワ)の選考会を兼ねた6月の日本選手権出場に態度を保留していることには「陸連からは出てほしいと言えない」と本人の意思を尊重する意向を示した。

 ▼伊東浩司・日本陸連男子短距離部長の話 これから世界大会に出るにあたり(ドーピングによる)出場停止などの細かいルールを話した。強化システムのゴールド、シルバーの運用例などを挙げて説明した。代表選考があるので「そういう時にうまく活用してください」と話した。

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2013年5月8日のニュース