近代五種協会が訴訟も検討 前事務局長の不正受給補助金返還

[ 2013年3月21日 19:14 ]

 日本近代五種協会は21日、東京都内で総会を開き、会計検査院から補助金の不正受給を指摘された前事務局長が約2800万円の返還に応じない場合は、訴訟も検討する方針を決めた。最終的な判断を木本由孝会長に一任した。

 前事務局長は専任コーチを約2年にわたり兼務したものの、検査院から活動実態が認められないと指摘された。協会の内部調査も「完全な不正受給」と判断したが、現時点では返還に応じる姿勢がないという。

 日本オリンピック委員会(JOC)は今月中に返還計画を提出するよう求めており、協会幹部は「刑事か民事か、弁護士と対応を相談している」と述べた。

 近代五種はこの問題でJOCから2013年度の補助金を2割減額する処分を受けており、協会事務局は「約240万円に相当する。海外の出場大会を一つ減らして対処する」と説明した。

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