アームストロング、薬物認め「イエス」「完璧なストーリー」

[ 2013年1月18日 18:18 ]

2001年のツール・ド・フランスで優勝し、表彰されるランス・アームストロング

 ドーピング違反で国際自転車連合(UCI)から永久追放されたランス・アームストロング(41)=米国=が、薬物使用を認め、落ち着いた口調で語った。

 ――禁止薬物を使った。

 「イエス」

 ――ツール・ド・フランス7連覇でも。

 「イエス」

 ――でも否定を続けた。

 「あまりに完璧なストーリーがずっと続いていた。だが真実ではなかった。全ては自分が悪い」

 ――なぜ薬物を。

 「何が何でも勝ちたいという気持ちだ。それが自転車にはよかった。がんと闘う時もよかった。だがその気持ちも限度を超えると欠点だ。挑戦的で傲慢(ごうまん)だった」

 ――ドーピング方法は。

 「プロフェッショナルで賢いやり方だった。とても用心深く、危険を冒すことはなかった。ただ1980年代の旧東ドイツのプログラムより大がかりだったとは思わない」

 ――だまして勝ってうれしかったのか。

 「準備や勝つまでの過程に喜びがあった」

 ――間違っているという気持ちはなかったか。

 「その時はなかった」

 ――真実を語った人を訴えたりもした。

 「何でも欲しいものが手に入り、全てをコントロールできると思っていた」(共同)

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2013年1月18日のニュース