内柴被告あらためて無罪主張 判決は2月1日

[ 2012年12月27日 12:58 ]

 指導していた大学の女子柔道部員を合宿先のホテルで乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪に問われたアテネ、北京両五輪の金メダリスト・内柴正人被告(34)の)の第8回公判が27日、東京地裁で開かれ、弁護側が最終弁論であらためて無罪を主張し、結審した。

 判決は来年2月1日。

 最終意見陳述では何度も涙をぬぐい、「強く自分は無罪と確信しました」と声を詰まらせた内柴被告。弁護側は女子部員が、ホテルの部屋から逃げ出さなかったこと、部屋を訪ねた友人に助けを求めなかったことなどを挙げ、証言を「性的暴行の被害者としては不自然で不合理」と指摘し、「女性は性行為に同意していたと考えるのが自然」と述べた。

 検察側は「被告の性道徳観念は破綻しきっている。このまま社会に出すのは危険。矯正施設に収容すべきだ」として懲役5年を求刑している。

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2012年12月27日のニュース