真央 世界選手権でトリプルアクセル解禁に意欲

[ 2012年12月23日 21:15 ]

女子フリーの演技を終え、観客の声援に笑顔で応える浅田真央

 「白鳥の湖」の4分間の演技を終えると、浅田真央(中京大)は悔しそうな表情で大きく息をついた。ジャンプでラストの3回転フリップが2回転になったことなどもあり「良かった部分もあるんですが、ミスの部分もあるんで、あまり喜ぶことはできないかな。最高の演技ができず少し残念」と、満面の笑みは最後まで見られなかった。

 それでも、今季自己ベストの130・75点を出し、2年連続6度目の優勝。これで今季はGPシリーズ中国杯、NHK杯、GPファイナル、そして全日本選手権と4戦全勝で来年3月の世界選手権へと向かう。

 そこでは、復帰した“宿命のライバル”キム・ヨナとの対決の可能性もある。「この試合で、課題も見つかったので、次へ頑張ろうという気持ちが一層高まった。レベルアップを目指したい」という浅田は、今季は封印している3回転半への意欲も十分。「トリプルアクセルを次の試合で跳べるように練習していきたい」と力強く語っていた。

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