那須川 日本勢最高の2位も…世界選手権の基準タイム届かず

[ 2012年11月18日 15:10 ]

2時間26分42秒で日本勢最高の2位でゴールする那須川瑞穂

 横浜国際女子マラソンは18日、横浜市の山下公園発着で行われ、32歳の那須川瑞穂(ユニバーサルエンターテインメント)が2時間26分42秒で日本勢最高の2位に入り、来年の世界選手権(モスクワ)の代表候補に名乗りを上げた。自動的に代表に決まる2時間23分59秒以内には届かなかった。

 強風の条件下、35歳のリディア・チェロメイ(ケニア)が15キロすぎから独走し、2時間23分7秒の大会新記録で初優勝した。マリサ・バロス(ポルトガル)が3位となり、終盤まで那須川と日本人トップを争った伊藤舞(大塚製薬)は2時間27分6秒で5位だった。

 昨年の世界選手権5位の赤羽有紀子(ホクレン)は24キロ手前で遅れて8位に終わった。中里麗美(ダイハツ)は途中棄権した。

 ▼尾県貢・日本陸連専務理事の話 日本選手のレース内容は少しふがいなかった。日本人同士の争いに終始していては記録的にも世界につながらない。ライバルを外国選手に置き、もう一つ高いところに志を持ってレースに臨んでほしい。

 ▼武冨豊・日本陸連女子中長距離マラソン部長の話 那須川、伊藤がこの風の中、粘り強く走った。2人とも自己ベストからそんなに遅れておらず、まずまずではないか。ただもう少し、終盤のスタミナをつけていく必要がある。

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2012年11月18日のニュース