モーグル西ら支援呼び掛け JOCの就職支援アスナビ

[ 2012年10月30日 22:02 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)のトップ選手就職支援プロジェクト「アスナビ」で情報交換を目的とした連携会議が30日、企業23社を招いて東京都内で行われ、フリースタイルスキー男子モーグルの西伸幸(白馬ク)や競泳女子背泳ぎの酒井志穂(ブリヂストン)らが支援を呼び掛けた。

 2年前のバンクーバー冬季五輪に出場した27歳の西は所属企業がないため、活動資金不足で海外合宿が十分に組めず「ぎりぎりの経済状況でできることには限界がある」と訴えた。ロンドン五輪出場を逃し、九産大を来春卒業予定の酒井は就職先を探しており「挫折から学んだことを生かし、五輪でメダルを取りたい」とアピールした。

 アスナビはJOCが雇用先を探す選手と企業を結び付けるために2010年にスタートさせ、これまで11人の就職先が決まった。この日は選手を雇用した企業の担当者も出席し、雇用の実態、波及効果などを紹介した。

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2012年10月30日のニュース