柔道日本 ロシアに惜敗…準Vも大将・七戸「手応え」

[ 2012年10月30日 06:00 ]

 柔道の世界団体選手権最終日は28日、ブラジル東部サルバドルで男子を行い、日本はロンドン五輪で3階級を制したロシアに決勝で2―3で敗れ、準優勝だった。日本は決勝でロンドン五輪66キロ級銅メダリストの海老沼匡(パーク24)が一本勝ち、粟野靖浩(了徳寺学園職)も勝った。しかし、長島啓太(日本中央競馬会)、西山将士(新日鉄住金)、七戸龍(九州電力)がいずれも接戦で敗れた。体重別の5人1組の14チームがトーナメント方式で争い、日本は1回戦でウズベキスタンに4―1、準々決勝はグルジアに3―2、準決勝では強豪フランスを5―0で破って勝ち進んだ。

 2勝2敗で迎えたロシアとの決勝。最重量級の七戸は大将戦で終了間際に有効を取られ惜しくも敗れたが、ロンドン五輪銀メダルのミハイリンと互角に渡り合い「初めての大舞台だが、手応えはあった」。五輪代表の上川大樹(京葉ガス)に代わり準決勝、決勝と直前に出場を命じられたが「失うものはない」と開き直り、準決勝では強豪のフランス選手に寝技で一本勝ちした。沖縄県出身で母親はベルギー人。1メートル93で外国勢に体格で見劣りしない大器は「大舞台の経験を生かして自信につなげたい」と前を向いた。

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2012年10月30日のニュース