マリリンLS北見 美余の中部電力に勝った!

[ 2012年10月26日 06:00 ]

女子決定戦の1回戦でストーンを投じるロコ・ソラーレ北見の本橋。左は鈴木、右は馬渕

 カーリングのパシフィック・アジア選手権日本代表決定戦第4日は25日、札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで5回戦制による女子決勝が始まり、本橋麻里(26=NTTLS)率いるロコ・ソラーレ(LS)北見が、1次リーグ全勝の中部電力を相手に2季ぶりの白星を挙げ、1勝1敗で26日の最終日に臨むことになった。また、9回戦制の男子はSC軽井沢クラブが北見協会を5勝1敗で退け、代表に決まった。

 相手のミスは決して逃さないのが、大舞台を何度も経験してきた本橋の強みだ。1試合目の第8エンド。相手スキップ・藤沢のミスショットの直後に、ハウス中央付近に見事なドローショットを決め、一気に3点を奪って逆転した。中部電力に勝利するのは11年2月の日本選手権の予選リーグ以来。連敗を5で止め、代表へ望みをつないだ。

 「相手も自分たちもミスはあったけど、ミスしたあとのショットが少し、私たちの方が良かった」。企業チームに比べ、強化費は多くはないクラブチーム。今夏は海外遠征も行っていない。だが、大一番になれば本橋の2度の五輪出場経験がものを言う。前代表監督の阿部晋也氏も「1次リーグがいいウオーミングアップになったかな。経験は麻里が一番だから」と勝負強さを評価した。

 26日の最終日は3戦までもつれる可能性もある。今年5月に結婚しミセスとなった本橋は「シーズン最初の試合なので、なるべく多く試合をこなすのが目標。ミスにへこたれずプレーしていく」と無欲の挑戦を約束した。 

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2012年10月26日のニュース