雷親方退職 「一身上の都合」も経費で不倫疑惑

[ 2012年9月21日 07:52 ]

 相撲協会の雷(いかずち)理事(元幕内・春日富士)が20日付で退職した。雷理事は不倫関係にあった同協会の女性職員と利用したラブホテルの領収書を経費で落として不正流用した疑惑が週刊新潮に報じられていた。

 この日、相撲協会を訪れ、北の湖理事長(元横綱)に退職願を提出し受理された。退職理由は「一身上の都合」としか記されていなかったが、雷理事は「報道は噂話で違う部分もあるが、大事な時期に協会に迷惑を掛けてしまったことは事実。理事として責任を取った。一生懸命仕事をしてきたつもりだが、プライベートなことで迷惑を掛けてしまい申し訳ない」と不倫に絡む問題が原因であることを認めた。

 現職理事が退職するのは異例。八角広報部長(元横綱・北勝海)は「これからも一緒に協会を盛り上げていきたいと思っていたのに残念」と話した。後任は選出せず、現在の理事で職務分担する。経費の不正流用については今後、危機管理委員会で調査を行う方針だ。

 雷理事は、秋場所初日前日の8日から体調不良で休んでいた。また、不倫相手の女性職員からも退職届が提出されており、受理されていた。

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2012年9月21日のニュース