山口改め大喜鵬に白鵬ノルマ「2場所で十両通過」

[ 2012年7月26日 06:00 ]

名古屋市内の宮城野部屋で新十両会見した山口改め大喜鵬(右)と師匠の宮城野親方

番付編成会議

 日本相撲協会は25日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月9日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、山口改め大喜鵬(23)ら3人の新十両と里山(31)ら再十両力士3人を発表した。大喜鵬は兄弟子の横綱・白鵬から2場所での十両通過のノルマを課され、さらなる精進を誓った。

 横綱の羽織はかまを借りて会見に臨んだ大喜鵬は感無量の様子だった。幕下15枚目格付け出しデビューから所要3場所で新十両を決め「充実した3場所でした。まだふわふわした気持ちです」と話した。

 しこ名は鳥取城北高時代の恩師、石浦外喜義監督に依頼。「多くの人に喜んでもらえる力士になりたい」という思いと部屋の兄弟子・白鵬の一文字をもらって決めた。高校1年で高校横綱、大学時代にも数々のタイトルを獲得した逸材にモンゴルに帰国中の横綱からは早くも厳しいノルマが課された。「私と同じ2場所で十両を通過すること。早く横綱土俵入りで太刀持ち、露払いができるように期待している」。これには大喜鵬も「うれしいです。その気持ちで一生懸命やるだけ」と恐縮していた。

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2012年7月26日のニュース