「ウォー!」「フォー!」遼 気合の雄叫びも韓国に大苦戦

[ 2012年7月1日 06:00 ]

14番、バーディーパットを沈め雄叫びを上げる石川

男子ゴルフ 日韓対抗戦ミリオンヤード・カップ第2日

(6月30日 長崎県長崎市 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ=7066ヤード、パー71)
 フォアボール形式で行われ、日本は64をマークした深堀圭一郎(43=フォーラムエンジニアリング)と石川遼(20=パナソニック)のペアが洪淳祥(30)、H・W・リュー(30)のペアと引き分けただけで1分け4敗に終わった。2日間の合計で1・5対8・5と7ポイントも引き離され、2大会ぶりの優勝へ崖っ縁に立たされた。

 14番で12メートルのバーディーパットをねじ込んだ石川が雄叫びを上げた。「ウォー!」。力強いガッツポーズを挟んで再び「フォー!」と叫んだ。ここで韓国ペアに追いつくと、15番から17番までお互い連続バーディー。最終18番で石川が6メートルを沈めれば勝ちだったが、惜しくも決まらず7アンダーで引き分けた。

 好プレーを見せても勝てず、逆に、粘り、団結力を含めた韓国勢の強さが際立つ形となった。7ポイント差をつけられたためシングルス10試合が行われる最終日は日本が勝つには8勝2分け、もしくは9勝以上が必要。青木主将が「ケツに火がついたから消すしかない。全勝するつもりで、あすはイケイケで攻める」と気勢を上げると、石川も「気合を入れ直して最後まで諦めない」と前を向いた。

 ▼谷口徹 まだ可能性はゼロじゃない。10人全員が全勝できるように頑張るだけ。今まではダブルスだけど、シングルスは1対1。ゲームが変わるから楽しみ。(大逆転に意欲)

 ▽試合方式 第1日は2人で1つのボールを交互に打つフォアサム、第2日は各ホールごとに2人のスコアの良い方を採用するフォアボール、最終日はシングルス。いずれも18ホールのストロークプレーで勝敗を決定。勝ちは1点、引き分けは0・5点で3日間のポイントを合計する。過去3大会は日本が1勝2敗。

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2012年7月1日のニュース