村上主将「今から楽しみ。じっくり調整したい」

[ 2012年6月27日 19:16 ]

 ロンドン五輪の日本選手団主将を務める陸上男子やり投げの村上幸史(32)=スズキ浜松AC=は開幕まで1カ月となった27日、母校の愛媛・今治明徳高で練習を公開し「五輪本番で投げるのが今から楽しみ。じっくり調整したい」とリラックスした表情で語った。

 初の大役を担う主将についても気負った様子はない。2年前の広州アジア大会で経験し、重圧を力に変えて金メダルに輝いた。「主将だから頑張りますとかでなく、まずは自分の競技で力を出し切ることが主将の責任や役割を果たすことにつながる」と意気込んだ。

 日本選手権では英国人の父を持つ新星、ディーン元気(早大)に8センチ差で敗れ、13連覇を阻止された。その試合で痛めた右肘を休ませながらも最終調整に余念がない。「複数で五輪に行けるのは今までになかったプラス材料。ディーンは頼もしい仲間だし、2人でロンドンの舞台で思い切り投げてきたい」と青写真を描く。

 2009年世界選手権では日本選手で同種目初の銅メダルに輝いた。元野球少年は五輪での「夢のメダル」に挑む。

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2012年6月27日のニュース