伊藤 繰り上がりで五輪へ 男子3人は88年ぶり快挙

[ 2012年6月27日 08:25 ]

五輪出場を決めた伊藤竜馬

 国際テニス連盟(ITF)が26日に発表したロンドン五輪出場選手リストで、男子シングルスの伊藤竜馬(北日本物産)が11日付の世界ランキングに基づく出場権を繰り上がりで獲得し、初の五輪出場を決めた。

 錦織圭(日清食品)添田豪(空旅ドットコム)とともに日本男子3人の五輪出場は4人だった1924年パリ五輪以来88年ぶりの快挙。日本代表の村上武資監督は「3人が自力で出場できるのは強化の表れ」と喜んだ。

 女子シングルスでクルム伊達公子(エステティックTBC)と森田あゆみ(キヤノン)は日本協会が申請したITFの五輪推薦枠からは漏れ、テニスが88年ソウル五輪で正式競技に復帰後初めて日本女子が五輪出場を逃した。同監督はクルム伊達が外れ「メダルを狙える錦織との混合ダブルスを組めなくなったのが残念」と嘆いた。

 シングルスは男女各64人。出場権は世界ランクで1カ国・地域4人までの上位56人に与えられ、伊藤は当初57番目だったが、上位選手が辞退した。ダブルスは男女各32組で、男子の錦織、添田組が推薦枠で出場する。(共同)

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2012年6月27日のニュース