石原都知事 東京五輪の低支持率にぼやき「都民はぜいたく

[ 2012年5月29日 21:15 ]

日本外国特派員協会で講演に臨む東京都の石原知事

 東京都の石原慎太郎知事が29日、日本外国特派員協会(東京)で講演、2020年夏季五輪招致への都民の関心が低い理由を質疑で問われ「都民というのはぜいたく。自分のことしか考えなくなった。ほかの日本人と違う人種になりましたよ」とぼやいた。

 知事は「東京のオリンピックが実現したら都民は来なくてもいい」とも語った。さらに別の質問者に「(低い五輪の支持率は)知事のお人柄によるものではないか」と聞かれると「選挙だと私、割と人気がある。私がやめたら支持率が上がって東京にオリンピックが来るなら、すぐ明日にでもやめます」と返し、笑いを誘った。

 知事は講演で、都による購入を決めた沖縄県・尖閣諸島の問題を中心に持論を語った。

 20年五輪は3都市が1次選考を通過。東京はマドリード、イスタンブールに比べ、支持率の低さが目立っている。

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2012年5月29日のニュース