クルム伊達は1回戦敗退…森田は勝って次戦はシャラポワと

[ 2012年5月29日 21:09 ]

女子シングルス1回戦で敗れたクルム伊達公子

 テニスの全仏オープン第3日は29日、パリのローランギャロスで行われ、女子シングルス1回戦で世界ランキング76位の41歳、クルム伊達公子(エステティックTBC)は2010年大会覇者で第14シードのフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)に3―6、1―6で敗れ、1968年のオープン化以降で同大会の最年長勝利はならなかった。

 世界ランク84位の森田あゆみ(キヤノン)は39位のポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)に3―6、6―4、6―3で逆転勝ちし、2年連続で初戦突破。2回戦で第2シードのマリア・シャラポワ(ロシア)と対戦する。

 クルム伊達は大会後の世界ランキングで決まるロンドン五輪出場権獲得が厳しくなり、来週に英国で開催されるツアー下部大会に望みをかける。

 男子シングルス1回戦で世界58位の添田豪(空旅ドットコム)は88位のドミトリー・トゥルスノフ(ロシア)に1―6、4―6、4―6で屈した。3連覇を狙う第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)は順当勝ち。

 女子ダブルス1回戦で森田、ソラナ・チルステア(ルーマニア)組はイタリアのペアと対戦し、2―6、0―2の第2セット途中に森田の体調不良で棄権した。

 ▼クルム伊達公子の話 第1セットの第8ゲームを取られて、崩れるまでいかなかったけど、足踏みしてしまった。相手を追い詰めるところまでいけず、満足度は半分もない。

 ▼森田あゆみの話 シングルスの後に目まいがあって、ダブルスの試合中も体調が良くなかった。シングルスの相手はクレー巧者。最後まで自分のテニスを貫こうと思った。

 ▼添田豪の話 相手は思ったよりも強打してきた。流れが変わりそうなところで取り切れず、波に乗れなかった。自分から仕掛けていかないとこのレベルでは勝てない。(共同)

続きを表示

2012年5月29日のニュース