日本クレー射撃協会 定員数に満たず理事会成立せず

[ 2012年5月17日 21:05 ]

 役員人事をめぐる訴訟が終結した日本クレー射撃協会は17日、東京都内で理事会を招集したが、委任を含めた出席者が定足数の3分の2に満たず成立しなかった。麻生太郎会長を支持して勝訴した側の理事は出席したが、この3年間の協会運営を実質的に行いながら裁判で敗れた平井一三理事の側は欠席した。

 両者の対立は解消されないまま。麻生会長側は(1)47都道府県で新たな正会員を選び、臨時総会を開く(2)平井理事側が取り崩した約4000万円の基本財産を各県協会による100万円の寄付で穴埋めする―などの提案を書面理事会で決議することを決めた。

 平井理事は「関係者の処分をにおわしていて、泥沼の紛争を再燃させることにしかならない」と、欠席の理由を表明した文書を提出した。

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2012年5月17日のニュース