鶴竜、先代の墓前で誓う「もろ差しがうまくなりたい」

[ 2012年4月14日 06:00 ]

先代師匠・鶴ケ嶺のお墓に水をかける鶴竜

 大相撲の新大関・鶴竜(26=井筒部屋)が13日、先代師匠で元関脇・鶴ケ嶺(享年77)の墓参りを行った。朝稽古後に東京都台東区の法善寺に一人で訪れ、墓前で合掌。墓参りは関取に昇進してから毎年欠かさず行っており、今回は「おかげさまで上がることができました。これからも頑張っていきますので見守っていてください」と報告したという。

 先代は現師匠(元関脇・逆鉾)と錣山親方(元関脇・寺尾)の父で、現役時に史上最多の技能賞10回を記録した業師。鶴竜が顔を合わせたのは入門当時の一度だけだが、現在も鶴ケ嶺の映像を見て「もろ差しがうまい人。技能賞10回は凄い」と取り口を参考にしている。自身も現役最多の7回の技能賞を獲得する技巧派だけに「もろ差しがうまくなりたい」と、あらためて技術の向上を誓った。

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2012年4月14日のニュース