リード組 24位でフリーに進めず…練習不足で精彩欠く

[ 2012年3月29日 08:48 ]

アイスダンスSDで演技するキャシー・リード、クリス・リード組

 フィギュアスケートの世界選手権第3日は28日、フランスのニースで行われ、アイスダンスの日本勢でキャシー・リード、クリス・リード組(木下ク)はショートダンスでクリスが転倒するなど精彩を欠き、44・19点の24位で上位20組による29日のフリーに進めなかった。

 本来の演技にはほど遠い出来で24位に沈んだ。リード組の弟クリスは昨年11月のNHK杯で右足小指を剥離骨折し、2週間前にキャシーと練習できるようになったばかりだったという。キャシーは「最高の調子ではなかった。十分トレーニングできなかった」と大粒の涙を流した。

 演技後、うなだれるクリスに声をかけたキャシーは「とても難しい状況だったけど、きょう滑れたことはよかった」と自分に言い聞かせるように話した。

 ▼クリス・リードの話 (11月に)足の小指をけがし、ギプスを3週間したあと膝にもストレスを感じた。今大会は体力面よりも精神面がきつかった。

 ▼キャシー・リードの話 人間だからミスも出る。とても不運だった。今季は(クリスが負傷するなど)うまくいかないことがすごくたくさんあった。難しい状況だった。(共同)

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2012年3月29日のニュース