春の新弟子検査 過去最低34人「話進んでも入門に至らない 年々厳しい」

[ 2012年3月3日 16:50 ]

 大相撲春場所(11日初日・大阪府立体育会館)の新弟子検査が3日、大阪市内で行われ、第1検査の体格基準(身長173センチ、体重75キロ以上)は幕下15枚目格付け出し資格を持つ山口雅弘(22)=日大4年、宮城野部屋=ら27人全員がクリアした。

 体の小さい志願者が対象の第2検査(2月)で第1検査の体格基準を満たした2人と、第2検査の運動能力テストなどを通過した5人を加えた計34人が内臓検査を受け、その結果を待って初日に合格者が発表される。

 受検者34人は、義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降で最少だった昨年の36人を下回る春のワースト記録。鏡山審判部長(元関脇多賀竜)は「最近は途中まで話が進んでも入門に至らないようだ。年々厳しくなる」と話した。

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2012年3月3日のニュース