琴奨菊に内弟子1号!盛岡工・工藤が新弟子検査受検

[ 2012年3月3日 06:00 ]

憧れの琴奨菊(左)と握手する工藤

 大相撲の大関・琴奨菊(28=佐渡ケ嶽)がスカウトした盛岡農高3年の工藤良平(18)が、3日に行われる春場所(11日初日、大阪府立体育会館)の新弟子検査を受検する。大関の内弟子第1号は「琴奨菊関は体が大きくないのに大関になって凄いと思った。自分も関取を目指して頑張りたい」と期待に胸を膨らませた。

 工藤は岩手・岩泉町出身で「中学の頃に地元に巡業にきた大関に声をかけてもらいうれしかった。大関のような力士になりたいと思った」と角界入りの経緯を話す。地元の有芸(うげい)中には相撲部がなく卓球部に所属、高校進学後に相撲を始めた。それでも運動能力が高かったこともあり、高校2年で県大会の個人戦で優勝。3年では主将として団体で31年ぶりの高校総体出場に導いた。

 大学進学を勧める声もあったが、家庭の事情でプロ入りを決断。1メートル77、100キロと体格は大きな方ではないが、琴奨菊は「自分も先代に声をかけてもらって角界に入った。自分もそういう立場になったと思う。稽古に精進して頑張ってほしい」とエールを送った。

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2012年3月3日のニュース