最終18番でまさかのトリプル…松山、全英切符逃す

[ 2012年3月3日 06:00 ]

 全英オープンのアジア最終予選は2日、タイ・アマタスプリングCC(7441ヤード、パー72)で最終日が行われ、1打差の3位から出た松山英樹(20=東北福祉大)は通算2アンダー、142で10位に終わり、上位4人までに与えられる全英オープンの出場権を逃した。松山はアウトで6バーディーを奪ったものの、インで2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの73と崩れた。日本勢では市原弘大(29=フリー)が通算6アンダー、3位で7月の本戦出場を決めた。

 松山が前半と後半で別人のようなゴルフで、マスターズに続く2つ目のメジャー切符を逃した。前半は2度の3連続バーディーを決め一時は首位に。しかし、インに入ると一変。雷雲接近で17番を終えた後に約2時間半、競技が中断しリズムも乱れた。それでも、その時点で4位。最終18番をパーで終えれば本戦に出場できたが、第1打を左の池に落としトリプルボギーを叩いた。まさかの大失速で「大きな目標の一つ」の全英出場の夢が消えた。

 ▼3位・市原弘大 全英オープンに出ることができてうれしいし、プレーするのが待ち遠しい。ただ、松山については残念。最後の3ホールを除いては本当に良いプレーをしたから。(69で回り本戦の出場権を獲得)

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2012年3月3日のニュース