柏原 故郷の応援に感謝…「自分が苦しいのは1時間ちょっと」

[ 2012年1月2日 13:55 ]

箱根駅伝第1日、山上りの5区で自身の区間記録を更新する1時間16分39秒をマーク、往路優勝を果たした東洋大の柏原竜二選手

第88回東京箱根間往復大学駅伝 5区

(1月2日 旧読売新聞社前~芦ノ湖)
 3度のガッツポーズの後、両手を広げてゴールテープを切った柏原。「76分台で走りたい」との宣言通り、自らの区間記録を29秒更新する1時間16分39秒と、“新・山の神”が新たな伝説を作り上げた。史上8人目となる4年連続の区間賞、5区に限れば史上2人目の快挙達成。「1~4区までの選手の頑張りが区間新を与えてくれた。プレッシャーもあったが、最後の箱根を楽しく走れました」。祝福の声が響く中、表情を緩ませた。

 4年目で初めてトップでたすきを受け取り「うれしくて涙が出そうだった」という。震災からの復興を図っている故郷・福島からの応援も受け「自分が苦しいのは1時間ちょっと、福島の人に比べたらきつくはなかった」と、地元の声援に感謝した。

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