ブロンコスＱＢティーボウ　土壇場で底力発揮！

　評価が真っ二つに割れていたＮＦＬブロンコスのＱＢティム・ティーボウ（２４）が敵地マイアミで今季初先発。第３Ｑまで精彩を欠いたが、第４Ｑ残り２分４４秒から２つのＴＤパスを通して追いつき土壇場で底力を発揮した。試合は延長７分３６秒にマット・プレイター（２７）が５２ヤードのＦＧを決めてブ軍が勝利。開幕から白星のないド軍は昨季から通算で９連敗を喫した。英国で行われた試合ではベアーズがバッカニアーズに競り勝った。

　７度のサックを浴びたブロンコスのティーボウが目を覚ましたのは残り５分を切ってから。最後は２点コンバージョンをランで決めて同点に追いついた。「ミス続出だったが、諦めてはいなかった」。ＱＢにもかかわらず８回のキャリーで６５ヤードを獲得。ハイズマン賞を受賞したフロリダ大時代を思い起こさせる体を張ったプレーだった。新人だった昨季は３試合で先発したが今季は３番手で開幕。しかしチームの不振とファンの熱烈な要望も加わって再び先発に復帰した。人気はリーグのトップクラス。１５点差をはねのけての逆転勝利は、何かを“持ってる”男の証明だった。