筑波大33年ぶりワセダ撃破!初の早慶両退治だ

[ 2011年10月24日 06:00 ]

33年ぶりに早大を撃破し、喜ぶ筑波大フィフティーン

関東大学ラグビー対抗戦グループ 筑波大21―7早大

(10月23日 Ksスタ)
 対抗戦グループは筑波大が3連覇を狙う早大と対戦し、21―7で78年以来33年ぶりの白星を挙げた。筑波大は前半8分に彦坂匡克(3年)、同39分に竹中祥(1年)の両WTBがトライを決め、堅守で逃げ切った。前戦で慶大に27―15で勝っており、初めて同一シーズンで早慶両校を撃破した。早大は今季初黒星。帝京大と明大はそれぞれ圧勝し、4戦全勝。リーグ戦グループは昨季2位の流通経大が拓大に45―6で勝ち、全勝を守った。

 ノーサイドの瞬間、筑波大フィフティーンの歓喜の輪が出来上がった。6月のオープン戦で47―7と圧勝した早大に公式戦で33年ぶりとなる2勝目を飾った。プロップ中川主将は「ワセダにやっと勝った。うれしすぎて言葉が出ない。今、日本一のスタートラインに立てた」と実感を込めた。初戦で明大に敗れたが、慶大に27―15と快勝。同一シーズンに早慶を破るのは初の快挙だ。

 FWが密集戦を制し、優位に立った。接点で相手を圧倒しターンオーバーを連発。早大バックス陣に球を回させなかった。前半5分にSO松下彰(2年)のPGで先制し、彦坂匡と竹中がチャンスを逃さずトライ。早大の反撃を粘り強いディフェンスで耐え抜いた。

 U―20日本代表主将SH内田啓介、昨年度花園で両校優勝の桐蔭学園の竹中、東福岡の主将の水上ら逸材がズラリ。竹中は「強いチームを倒したくて筑波に入った。自信になった」と胸を張った。

続きを表示

2011年10月24日のニュース