工藤公康の長女・遥加 大逆転でプロ合格!

[ 2011年7月29日 06:00 ]

プロテストに合格し父・公康さんと並んで笑顔の工藤遥加

女子プロテスト最終日

(7月28日 奈良県吉野郡吉野町 グランデージゴルフ倶楽部=6478ヤード、パー72)
 プロ野球元西武の工藤公康投手(48)の長女・遥加(18=フリー)がこの日のベストスコア66を出し通算1オーバーとし、48位から急浮上。9位で合格した。父に教えてもらった石川遼のパット練習が生きて自身の試合でのベストスコアも大きく更新した。オナリン・サタヤバンポット(27=タイ)が通算9アンダーでトップ合格を果たした。

 工藤が猛チャージを見せた。6メートルのバーディーパットを2度沈めるなど前半を3アンダーでターン。後半も17番で6メートルのバーディーパットをねじ込み、試合での自己ベスト71を大きく更新する66をマーク。前日は48位だったが、圏内の上位20人に入るどころか、堂々の9位で合格を勝ち取った。

 「正直、ホッとしてます。実は私、メンタル弱いんですよ」。精神面の弱さを、ゴルフを本格的に始めて3年余りとは思えない爆発力で補った。

 2日目終了後、父・公康氏にパット練習法を教えてもらった。50センチ先にボール1個分の間隔で刺し、2本のティーの間を狙ってパットを打つ。父が26日のテレビ番組収録の際に石川遼から教えてもらった練習法に1時間半を費やした。その成果が表れた。会場で見守った公康氏も「娘の役に立ったなら遼君にお礼を言わないとね」と石川に対する感謝を口にした。自身は今秋、現役続行を目指し米国でトライアウトを受ける予定。「僕も頑張らなきゃと思ったよ」と刺激を受けたようだ。

 「お母さんには“遥加が頑張ると、お父さんも頑張れるよ”と言われてますから」と工藤。父と娘、それぞれの挑戦が始まる。

 ▼1位・サタヤバンポット 2日間アンダーパーを出せたので良いプレーができた。この後の試合で優勝するのが目標。(昨年の最終予選会29位で突破し、既に今季デビュー済み)

 ▼2位・堀奈津佳 (同門の)諸見里しのぶプロに思い切ってプレーしてと言われて本当に頑張ろうと思った。(ナショナルチーム出身で初受験で合格)

 ▼13位・香妻琴乃 トップ通過を狙っていたが、逆に課題が見つかって良かった。賞金女王を目指したい。(横峯さくらの妹分で清そな美人としても注目)

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2011年7月29日のニュース