姚明　引退を正式表明、上海のプロチーム経営は続行

　米プロバスケットボールのＮＢＡで活躍した中国人選手、姚明（３０）が２０日、中国・上海で記者会見を開き、現役引退を発表した。中国の国民的スターだけあって、会見の様子がテレビで生中継されるなど大きな注目を集めた。

　新華社電によると、姚明は「昨年末に左足に３度目の骨折を負った後、半年以上考え続け、引退を決めた」と説明。「コートは離れても、バスケットボールとは離れない」と強調し、現在携わっている上海のプロチームの経営を続ける意向を示した。

　姚明は２００２年、米国内の大学に在籍経験のない選手として史上初めてドラフト１位指名を受け、ロケッツに入団。身長２２０センチを超える大型センターとしてオールスター戦に８度も選ばれるなど、数々の実績を残したが、度重なる故障に悩まされていた。（共同）