復興祈り“フェアリージャパン”が仙台で美技披露

[ 2011年5月22日 18:39 ]

東日本大震災の復興支援演技会で、記念のボールを交換する新体操の日本代表(奥)と地元の選手たち

 新体操の団体総合でロンドン五輪出場を目指している日本代表「フェアリージャパンPOLA」が22日、仙台市内の体育館で東日本大震災の復興支援演技会を開催した。ボールやリボンを使った華麗な舞を披露し、地元の小中高校生ら約500人と交流した。

 被災地では、体育館が使えずに屋外にブルーシートを敷いて練習するチームもあるという。ロシアに練習拠点を置く日本代表の一員で、秋田県出身の深瀬菜月選手(17)=秋田ク=は「練習は苦しいが、もっと苦しい思いをしている人がいる。私も東北代表として頑張る」と決意を新たにしていた。

 元五輪代表で日本体操協会の山崎浩子強化本部長(51)から直接指導を受けた仙台市立遠見塚小5年の佐賀光希さん(10)は「フェアリーのように大きくきれいに踊りたい」と目を輝かせ、五輪出場の夢を口にした。

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2011年5月22日のニュース