五輪出場決定!愛ちゃん「やっと解放される」

[ 2011年5月16日 19:26 ]

ロンドン五輪シングルス出場が決まり、手を重ねる(左から)石川佳純、福原愛、水谷隼、岸川聖也の4選手

 卓球の世界ランキングでロンドン五輪シングルス出場が決まった女子の石川佳純(18=IMG)、福原愛(22=ANA)と男子の水谷隼(21=明大)、岸川聖也(23=スヴェンソン)が16日、オランダのロッテルダムで記者会見し、福原はこの日朝に五輪出場が分かるとうれし涙を流したそうで「ランキングの数字からやっと解放される」と苦しかった胸の内を吐露した。

 福原や平野早矢香(ミキハウス)と五輪出場権を争った石川は、北京五輪で福原の試合を観戦して「次は愛ちゃんと一緒に出られたらと思っていた。本当にうれしい」と初の五輪に笑顔。岸川とともに2大会連続五輪出場の水谷は「五輪では結果を残すことが大事」と卓球界悲願の五輪のメダル獲得に意気込んだ。

 世界選手権個人戦に出場した日本代表は17日に帰国するが、岸川はドイツ・リーグのため、6月上旬に日本に戻る予定。

 ▼福原愛の話 今朝、コーチが泣いて部屋に入ってきて(出場権獲得を)教えてくれた。わたしも涙が出てきて一緒に泣いた。ロンドンでも今回の世界選手権のように悔いの残らない戦いにしたい。

 ▼石川佳純の話 この1年ずっとランキングのことが頭にあった。争いは終わったけど、まだ(自分に)決まったと思えない。中国は本当に強いが、ロンドンまで一回りも二回りも成長したい。

 ▼水谷隼の話 (ランキングで)今はシングルスで第4シードになれるので、この位置を絶対に守らないといけない。中国リーグに行ったり、この1年でいろんな経験をして成長したい。

 ▼岸川聖也の話 戦いが終わって、ほっとしている。これからは(五輪の)メダルを取るための争いを始めたい。僕はまだすべての面でレベルを上げないといけない。(共同)

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2011年5月16日のニュース