八百長防止へ 全力士の携帯持ち込み禁止

[ 2011年5月13日 20:09 ]

 日本相撲協会の二所ノ関監察委員長(元関脇金剛)は技量審査場所6日目の13日、八百長の再発防止策として導入された支度部屋への携帯電話持ち込み禁止に関し、対象を力士全員に広げたことを明らかにした。同日付で全部屋に通達した。

 これまで力士については十両以上の関取と、幕下以下では関取の世話をする付け人に限定されていた。しかし、誰が付け人かどうかの判別が煩雑で、ルールの徹底を図る意味で全力士に禁じた。

 二所ノ関監察委員長は「力士たちにとってもわれわれにとっても、お互いすっきりする形にした」と説明した。力士のほか、髪を結う床山も持ち込みを禁じられている。国技館に持ってきた者は入り口で預けるが、同委員長によると、持参者は日ごとに減っている。

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2011年5月13日のニュース