佳純「苦しかった」16強!涙のロンドン切符獲得

[ 2011年5月13日 06:00 ]

女子シングルス3回戦で韓国選手を下し、五輪出場権獲得が確実となった石川佳純

卓球世界選手権個人戦第4日

(5月11日 ロッテルダム・アホイアリーナ)
 石川は今大会後の世界ランキングで日本勢最上位になることが確実になり、初の五輪切符を手に入れた。11日の女子シングルス3回戦で韓国の17歳の新鋭、梁夏銀(リャンハウン)を下すと、涙をこぼした。

 3―0とリードしながら、思いもよらぬ苦戦を強いられた。受け身に回ってしまい、2ゲームを奪われた。「このままでは負けてしまう」と開き直ったのは第6ゲーム。攻めに転じ、最後は「競ったときの、とっておき」という普段とは逆回転のサーブで相手の空振りを誘い、決着をつけた。

 今年1月の全日本選手権では初優勝し、日本のエース格に成長した18歳。重圧を乗り越え、五輪出場を決めた石川は「勝ちたいという気持ちが出て、攻めの気持ちがなくなってしまった。苦しかった…」と言葉を詰まらせた。

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2011年5月13日のニュース