08年の学生横綱ら7人が体格基準クリア

[ 2011年4月26日 15:42 ]

新弟子検査で体格基準をクリアし、今後の意気込みを語る元学生横綱の佐久間貴之

 大相撲技量審査場所(5月8日初日・両国国技館)の新弟子検査が26日、東京・両国国技館で行われ、日大相撲部出身で2008年に学生横綱となった佐久間貴之(北の湖部屋)ら受検した7人全員が体格基準(身長173センチ、体重75キロ以上)をクリアした。

 佐久間は185センチ、151キロ。合格者は、内臓検査の結果を待って初日に発表される。体の小さな入門希望者が対象の第2検査は、08年9月以来、応募者がゼロだった。

 八百長問題の余波が残る中で、7人が受検したことに、貴乃花審判部長(元横綱)は「心身ともに鍛え上げて、立派に育ってくれることが最大の願いです」と期待した。

 <迷いなし「1年で幕下へ」>日大2年で学生横綱となった佐久間は春場所の中止により、1場所遅らせての受検だった。3月は母校の埼玉栄高相撲部に泊まり込んで稽古。北の湖部屋には24日に入門した。「まだまだ慣れない面があるが、一からスタートしたい」と初々しく話した。

 22歳の大物は右四つでの寄りを得意とする。八百長問題で揺れる大相撲入りとなるが「全く迷いはない。自分の夢は大相撲で頑張ることだった。まずは1年くらいで幕下に上がりたい」とデビューを待ち望んでいた。

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2011年4月26日のニュース